【SEO対策支援事例|学習サイトの検索流入を120%伸ばし、問い合わせ率も大幅アップ】

専門ソフトの使い方を解説する学習サイトは、コンテンツ量が増えるほど各記事の評価が分散しがちです。今回は SEOの基礎を整え、記事構成を再設計するだけで検索流入を1年で約2倍に伸ばした事例 をご紹介します。SEOは難しそうに聞こえますが、やること自体はシンプル。「誰に・何を伝えるか」を整理し、検索エンジンに正しく届けるだけで効果は着実に現れます。


導入サイト情報

  • 業種:クリエイティブソフトの学習ポータル(社名・ブランド名は非公開)
  • ページ数:約800記事(チュートリアル・ヒント集など)
  • 主な収益モデル:会員登録・メールマガジン経由のソフト購入誘導
  • 課題発生当時の月間検索流入:およそ5万セッション

導入前の悩み

  1. 検索順位の伸び悩み
    「〇〇の使い方」「△△ チュートリアル」のような重要キーワードで 20位〜30位が多く、クリックが伸びない。
  2. 記事テーマが重複
    似た内容の記事が乱立し、内部競合(カニバリゼーション)が発生。Google が「どの記事を評価すべきか」判断に迷う状態。
  3. 技術的SEOの欠落
    見出し(Hタグ)の使い方やメタディスクリプションが統一されておらず、検索エンジンから見てページの主題が分かりづらい。

取り組み内容

1. コンテンツ棚卸しとテーマ整理

  • 800記事を 17テーマのカテゴリー に再分類。
  • 似た記事を統合し、重複を約120記事削減。

2. キーワードマッピングと内部リンク設計

  • 主要キーワードを 検索意図(How/What/Why)別 に整理。
  • 各記事の主キーワードを1つに絞り、カテゴリー内で 親子構造(ピラー&クラスター) を構築。

3. 技術的SEOの改善

  • 全記事の タイトルタグ・メタディスクリプション を統一フォーマットで書き直し。
  • H1〜H3の階層ルールを定義し、CMS(WordPress)テンプレートに反映。
  • 構造化データ(HowTo, FAQ) を導入し、検索結果でリッチリザルトを獲得。

4. 進捗モニタリングと月次改善

  • Looker Studioで 「キーワード順位」「CTR」「セッション数」 を自動可視化。
  • 月次で低順位記事を洗い出し、タイトルABテストや追記・再構成を実施。

導入後の成果(12か月後)

指標施策開始時12か月後変化
月間検索流入5万PV11万PV+120%
Googleトップ10入りキーワード数180語420語+133%
メールマガジン登録率1.8%3.2%+1.4pt
ページ平均表示速度4.3秒2.1秒▲2.2秒