経営課題のヒント

人手不足どうすればいい?中小企業が今日からできる5つの対策

中小企業の人手不足対策として、チームで業務自動化や改善に取り組む様子を描写したアイキャッチ画像

「人が足りない、でも採用しても来ない」。この状況、もう何年も続いていませんか?実は、人手不足の解決策は「採用」だけではありません。この記事では、中小企業が今日から取り組める5つの対策をお伝えします。

人手不足の解決策は「採用」だけじゃない

人手不足を解消する方法は、大きく分けて5つあります。

対策内容効果
業務の棚卸し「やらなくていい仕事」を洗い出す工数削減
自動化・DX定型業務をツールに任せる人手を増やさず処理量アップ
ICT活用移動・連絡のムダを削減実働時間の増加
定着率向上既存社員が辞めない仕組み採用コスト削減
外注・アウトソーシング 専門業務を外部に委託 コア業務への集中

ポイントは「人を増やす」前に「人がやらなくていい仕事を減らす」こと。採用市場で大企業と競争しても、資本力で負けるのは目に見えています。

「採用」より先にやるべきこと

正直に言うと、「人手不足だから採用しよう」と動いても、大半の中小企業はうまくいきません。

相談で多いのが「求人を出しても応募が来ない」という悩みです。でも話を聞いてみると、業務の棚卸しをしていないケースがほとんど。何人必要かも、どんな仕事を任せるかも曖昧なまま「とにかく人がほしい」と言っているんです。

「で、何から始めれば?」と聞かれたら、私はまず「毎週・毎月やっている定型業務を書き出してください」と答えています。請求書作成、日報集計、データ転記。こういった作業は「人がやめる」か「自動化する」の二択で判断しやすい。1つ自動化するだけで、月10〜20時間は浮きます。

データで見る「自動化」の効果

日本商工会議所の調査(2022年)によると、中小企業の64.9%が「人手不足」と回答しています。これはコロナ禍前の過去最高値(66.4%)に迫る水準です。

一方で、ICTツールを導入した介護事業所の事例では、スタッフ間の連絡をインカムでデジタル化しただけで、1人あたり1日10分の移動時間を削減。30人のスタッフなら合計300分(5時間)。これはパート1人分の労働力に相当します。

人を1人雇えば年間数百万円のコストがかかります。対して、クラウドツールやICT機器は数万円〜数十万円から導入可能。さらに「IT導入補助金」を使えば、導入費用の1/2〜3/4が補助されます。

まとめ

人手不足の解決策は「採用」だけではありません。まずは業務の棚卸しから始めて、自動化できる定型業務を1つ見つけてください。小さな一歩が、会社全体の体質改善につながります。

まずは話を聞いてみたい、という方も歓迎です。

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