Web集客は、認知度向上や顧客獲得などに効果があり、売り上げを伸ばすには必要不可欠です。
しかし
「Web集客のやり方が分からない」
「自社で集客活動をしているが成果が出ない」
とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
Web集客を成功させるには、正しく戦略を立てるのがポイントです。
やみくもに実施しても、期待する効果が得られず、費用や時間が無駄になってしまうことも。
そこで今回は、成功事例からWeb集客の戦略立案のコツをご紹介します。
他にも、効果的な戦略の立て方やよくある失敗についてまとめました。
「Web集客に力を入れたい！」と考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
1. Web集客の目的と必要性
Web集客とは、インターネットを使用して顧客を集客することです。
一言でWeb集客といっても、数多くの手法があり、目的も企業によってさまざまです。
Web集客の目的は、以下の通りです。
- 自社サイトへのアクセス数増加
- 新規顧客の獲得
- リピーターの獲得
- 認知度の向上
- ブランディング
これらの目的を達成すれば、売り上げアップにつながります。
しかし、無計画でWeb集客を実施していては、いつまでも顧客が集まらず、売り上げアップや認知度向上は期待できません。
効率よく顧客や注目を集めるには、綿密に計画を立てて、正しい方法で施策を実施することが必要不可欠です。
2. 業種別｜Web集客の成功事例を6つご紹介
ここでは、Web集客に向けた施策を実施して成功した事例を、6つご紹介します。
今回は、5つのWeb集客会社の成功事例を集めました。
依頼内容や課題、実際に行った施策内容とその結果をまとめています。
※各見出しのかっこ内は、施策を実施した会社名です。
2-1. RPF事業用機械の輸入販売会社（エクスプローラー株式会社）
1つ目は、RPF事業用機械の輸入販売会社に対して「エクスプローラー株式会社」が実施した事例です。
| 【施策の種類】 | 【依頼内容】 |
| Google広告運用 | 目的：リード（見込み顧客）獲得 課題：リード獲得の月間目標が20件に対して、2件程度大きく下回っていること |
上記課題に対して、まずは広告文を見直しました。
2つの広告文を用意して、それぞれ高速PDCAサイクルを回しながら広告を運営。
すると実施1ヶ月目から30件のリードを獲得することに成功し、結果として15倍の成果を出せました。
※PDCAサイクルについては、後ほど詳しく説明します。
2-2. 求人広告の代理店（エクスプローラー株式会社）
2つ目も同じく「エクスプローラー株式会社」の成功事例ですが、こちらは求人広告の代理店に対して実施したものです。
| 【施策の種類】 | 【依頼内容】 |
| Google広告運用＋ランディングページ（以下LP）制作 | 目的：商談獲得 課題：新規商談を獲得するためにWeb集客を活用したいが、知見がないこと |
上記課題に対して、セールスライティングを用いたLP制作および、LPそのもののA/Bテストを実施。
さらに、Google広告を活用しながら高速PDCAサイクルを回しました。
すると、運用を開始した初月から新規商談を５件獲得して、そのうち３件が受注につながりました。
売上は150万円ほど出たといいます。
2-3. 社労士事務所（株式会社マーケティング・エッセンシャルズ）
3つ目は、社労士事務所に対して「株式会社マーケティング・エッセンシャルズ」が実施した事例です。
| 【施策の種類】 | 【依頼内容】 |
| Webサイト設計＋SEO対策 | 目的：成約率アップ 課題：見込み客ではないユーザーからの問い合わせばかりで、まったく成約に結びつかない 問い合わせからの成約率がほぼ0％ |
上記課題に対して、まずは原因となる仮説を立て、その原因を解決するための施策を検討しました。
本来のターゲット層に上手くアプローチできていなかったため、ターゲットを再確認。
ターゲットに合わせてサイトをリニューアルして、SEO対策の強化を図りました。
その結果、問い合わせの多くが成約につながり、成約率を70%伸ばすことに成功しました。
2-4. 事業開発を行うAI事業会社（株式会社WALTEX）
4つ目は、事業開発を行うAI事業会社に対して「株式会社WALTEX」が実施した事例です。
| 【施策の種類】 | 【依頼内容】 |
| 運用型広告＋CVの改善 | 目的：CPA（顧客獲得単価）を抑えつつCVを獲得、業務の効率化 課題：社内で広告運用をしていたが、時間がかかり他の業務を圧迫している CVを思うように獲得できない CPAが目標の3〜4倍もかかっている |
※CVとは、購入や問い合わせなど、成果につながるユーザーの行動のこと。
上記課題に対して、他社のサービスや製品をリサーチして「中間CV」を設定。
ユーザー情報を分析するために、CVの件数を増やすことから着手しました。
また、クリック単価が高額なキーワードの出稿を見直し、コストを削減。
その結果CVが増え、分析やLPの最適化につながりました。
さらに、CPAが大きく改善（約1/3に縮小）し、コスト削減に成功したそうです。
2-5. 美容医療を行う医療施設（株式会社グローカル）
5つ目は、美容医療を行う医療施設に対して「株式会社グローカル」が実施した事例です。
| 【施策の種類】 | 【依頼内容】 |
| リスティング広告＋LP作成 | 目的：広告費用の削減 課題：リスティング広告のクリック単価やCPAの高騰から抜け出しつつ、競合との差別化を狙える施策が必要 |
上記課題に対して、まずは広告用のLPを新しく制作。
そして、リスティング広告を用いて流入を増やしてLPへ誘導することで、情報提供に力を入れました。
また、ターゲットを顕在ニーズ層から潜在ニーズ層へ変更して競合率を減らし、効果的なアプローチを実施。
結果として、新規顧客層を取り込みつつ、クリック単価を25.5%削減することに成功しました。
2-6. 健康食品・サプリメントの受託製造事業（株式会社ベーシック）
最後は、健康食品・サプリメントの受託製造事業に対して「株式会社ベーシック」が実施した事例です。
| 【施策の種類】 | 【依頼内容】 |
| Webサイト設計＋メールマーケティング | 目的：広告費用の削減 課題：これまで主流だった業界紙の発信に頼らず、Web集客に注力したい 見づらい自社サイトを改善したい |
上記課題に対して、メールマーケティングなどのWeb集客施策に取り組みました。
そこで、リニューアルしたサービスサイトを軸に広告や、既存顧客・休眠顧客へ向けてメールを配信して積極的にアプローチ。
その結果、施策を実施して3ヶ月で80件ほどの問い合わせを獲得しました。
3. 成功事例から学ぶWeb集客成功のコツ
ここでは、上記成功事例から学んだWeb集客成功のコツをまとめました。
これらのポイントを意識することで、より集客効果を高められるでしょう。
3-1. ターゲットを明確にしてニーズを把握する
まずはターゲットやペルソナを明確にして、ニーズを正しく把握することが大切です。
ターゲットを誤ると、集客できても成約につながらない可能性が高くなります。
効果的なWeb集客には、自社が求める顧客（ターゲット）に向けてのアプローチが必要です。
それには、どうしたらターゲットが集まるのかを考えて、ターゲットに見合った施策を検討しましょう。
またニーズを間違って理解すると、Web集客の目的や方向性がズレてしまい、効果的な施策の実施が難しくなってしまうことも。
3-2. 成果の評価・施策の改善を繰り返し行う
Web集客は施策を実施して終わりではなく、継続的に施策の修正・改善を繰り返すのがポイントです。
そこで重要なのが「PDCAサイクル」を回すことです。
まずは施策を検討して実施、その後実施した成果を評価して実施前と比較、その後目標達成に向け改善点を洗い出す。
この一連の流れを繰り返すことで、効果的な策を講じることが可能です。
効果が出始めても、目標が達成されるまでは定期的に見直した方がよいでしょう。
仮説を立て施策を検討することも有効です。
3-3. 施策は1つではなく複数試す
Web集客の手法にはさまざまな種類があるため、1つだけではなく複数の方法を試すことも有効です。
目標やターゲットに合った施策を検討することが大切ですが、なかには実施してみないと効果が予測できないケースもあります。
その場合は、他の施策を試すなど試行錯誤しながら、適切な方法を見つけることがポイントです。
また、複数の施策を同時に組み合わせることで、高い集客効果を発揮できます。
各手法の特徴や効果を理解して、目的に応じて使い分けるとよいでしょう。
Web集客の種類や、それぞれの特徴に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
[sitecard subtitle=関連記事 url=[sitecard subtitle=関連記事 url=https://ex-plorer.co.jp/market-ing/web-attracting-customers/smb/ target=_blank]
4. 成功事例から学ぶWeb集客の効果的な戦略の立て方
次は、より集客効果を高める戦略の立て方をご紹介します。
この手順を踏むことで、より効果的かつ効率的な戦略を立案できます。
Web集客に関してあまり詳しくない方は、以下の手順通りに進めてみましょう。
4-1. 自社の現状を把握する
まずは、自社の現状を把握します。
解析ツールなどを活用して、以下のデータを収集・分析しましょう。
- アクセス数
- 訪問者データ
- 検索順位
- 流入元（キーワードやサイト）
具体的な数字（データ）を把握すると、目標や施策を立てやすくなります。
逆に現状を把握しないまま施策を立案してしまうと、改善点を正しく見つけられず、期待する効果が得られない可能性があります。
また、データの収集には数週間から1ヶ月ほどかけ、十分なデータを集めることがポイントです。
4-2. 目的・目標を設定する
自社の現状を把握できたら、Web集客の目的や、達成すべき目標を考えます。
Web集客は、目的や目標によって適切な手法が異なります。
そのため、目的と目標が明確になることで方向性が定まり、どの手法を選択したらよいのかが分かりやすくなるでしょう。
また、目標を立てる際は、数値化すると成果の評価がしやすくなります。
例えば「アクセス数を今の2倍に増やす」「〇〇までに売上〇〇円達成」など。
効率的に施策を進めるためにも、期間を設定した上で取り組むのが有効です。
目標は、具体的かつ達成可能なものを設定しましょう。
4-3. ターゲットを明確化する
目的と目標を設定したら、ターゲットを明確化します。
ある程度のターゲット像が定まったら、さらにこまかくユーザーを限定したペルソナを考えます。
より具体的に設定することで、ユーザーのニーズを汲み取った施策展開が可能です。
また、具体的なペルソナが決まっていると、顧客のイメージ共有にも役立ち、実施すべき施策や訴求内容が明確になります。
それによって方向性が統一され、ユーザーの検索意図に合わせたコンテンツやサイトを制作できるでしょう。
今までのサイト訪問者や商品購入者などのデータをもとにすると、より現実的なペルソナが完成します。
4-4. 競合他社をリサーチする
目標やターゲットが明確になったら、施策を考える前に、競合他社を調査しましょう。
ライバルがどのような施策を行っているか、それによっての売上状況やユーザーの反応などをリサーチします。
具体的には、競合他社のサイトの構成やキーワードの使用状況、内部リンクなどを調査するとよいでしょう。
競合他社を詳しく知ることで、自社が差別化できるポイントを見つけられます。
独自性の高い戦略は、競合に勝ち抜く秘訣といえるでしょう。
4-5. 自社に合った施策を検討・実施する
ここまでの準備が完了したら、目標やターゲットに合う施策を検討します。
今までの情報から、どの手法が適切かを考えましょう。
基本的にWeb集客は、成果が出るまで時間がかかることが多いため、長期的な計画を立てると無理なく目標達成に向かって進められます。
自社にノウハウや知識が十分にない場合は、専門業者に依頼するのもよいでしょう。
その際は、施策を実施する期間（目標達成までの期間）やWeb集客にかける予算なども決めておくとスムーズです。
5. Web集客が失敗してしまう5つの原因
最後に、Web集客が失敗する原因を5つご紹介します。
上手くいかない原因を知っておくことで、事前に適切な対処法が分かり、失敗するリスクを減らせるでしょう。
5-1. 知識が足りないまま実施してしまう
Web集客を狙うには、Webやマーケティングに関する専門知識が必要です。
Webについて詳しく分からない場合は、事前にある程度学習してから取り組むようにしましょう。
外注する際も、丸投げするのはよくありません。
自分もある程度の知識を持ち、協力して進めることが大切です。
5-2. 目的やターゲットを正しく理解できていない
自社の現状をしっかりと把握できていない、分析が足りない状況だと、効果の低い施策しか立案できません。
現状を正しく把握して、問題点を洗い出すことがポイントです。
表面上でみえる問題点（成約数が少ない、問い合わせがないなど）だけでなく、分析した結果から原因や改善点を見つける必要があります。
まずは仮説を立てたうえでユーザーの動きを確認して、正しく現状を知ることから始めましょう。
5-3. 短期間での結果しかみない
Web集客は、施策を実施してから結果に表れるまで、少なくとも数カ月～半年ほどかかるとされています。
そのため、短期的な結果をみてすぐに施策を変更したり、やめてしまったりすると十分な効果を発揮できず、結果が出ない原因になりかねません。
最初から長期的な計画を立て、評価と改善を繰り返し進めていくことが大切です。
5-4. 自社に合った施策を選択できていない
数多くある施策のなかから、自社に合った方法を選択しないと、費用や時間が無駄になってしまうことも。
とくに、目標やターゲットに合っていないと、最大限に集客効果を発揮できません。
例えば、10～20代がメインターゲットの場合、アクセス数を増やしたいのにサイト設計やSEO対策に力を入れても、成果につながらない可能性があります。
その場合は、SNS運用やSNS広告を上手く活用することで、認知度アップにつながり自社サイトへのアクセスが伸びると考えられるでしょう。
現状に応じて、適切な手法を段階的に活用することがポイントです。
5-5. 外注先選びを誤った
Web集客会社などに依頼する場合、外注先の選択を誤ると、期待する効果が得られないことがあります。
実績や口コミ、ホームページの情報などをチェックして、信頼できる会社に依頼するのがポイントです。
自社の希望やニーズを汲み取ってくれるのか、予算内で対応可能なのかなどを事前にチェックしましょう。
外注先を選ぶ時は、複数の会社を比較するのがおすすめです。
ただし、外注するのが不安との理由から、ノウハウや人員が不足しているのにもかかわらず、無理に自社のみで実施することはやめましょう。
外注先の選び方は、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
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6. まとめ
Web集客で成功するには、正しい知識を身につけ、Webマーケティングにおける集客のコツを知る必要があります。
そのため、成功している企業を参考にしたり、成功事例から学んだりすることはとても大切です。
成功事例をもとに、自社に合った戦略を立案してみましょう。
しかしなかには「Web集客を実施しているが成果が出ない」「自社でWeb集客するのが難しい」とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、弊社「エクスプローラー株式会社」にお気軽にご相談ください。
弊社はもともと、Web集客を依頼する立場であったため、お客様の気持ちや悩みを深く理解し、寄り添った提案やサポートが可能です。
専任スタッフが予算に合わせて、目標達成までの計画をご提案いたします。
弊社はWeb集客のなかでも、特に現状把握や分析に注力しているため、目的や状況に応じた施策の検討・実施が可能です。
さらに、実施後の分析や改善のサポートまで手厚くフォローいたします。
詳しい料金プランやサービス内容に関しましては、以下の公式サイトをご確認ください。
