「業務を変えなければ、とは思っている。
でも、何から手をつければいいかわからない」。
経営者からよく聞く言葉です。
この記事では、アイデアが出ない本当の理由と、社内だけでは限界がある構造についてお伝えします。
アイデアが出ない原因は、発想力ではなく「余裕ゼロ」の構造にある
考える時間も、心理的な余白もない。
それがアイデアの出ない会社の実態です。
現状の業務をこなすだけで手一杯の状態で、「さあ、改善案を出そう」と言われても無理な話です。
NSSスマートコンサルティングの調査では、約80%の会社員が人手不足で「効率化の限界」を感じていると回答しています(2024年)。
能力の問題ではありません。
原因は構造にあります。
| 原因 | 中身 |
|---|---|
| 時間の余白がない | 日々の業務で思考の時間がとれない |
| 視点の余白がない | 同じメンバーで考えると既存の枠から出られない |
| 言葉の余白がない | 業務を言語化していないから、問題が見えない |
社内だけで考えるほど、業務改善のアイデアは出なくなる
正直に言うと、社内メンバーだけで改善案を出そうとすること自体が、最も効率の悪いやり方です。
相談で多いのが「社員で集まって話し合ったが、結局何も変わらなかった」という声です。
変わらないのは意識が低いからではありません。
同じ環境で同じ業務を続けてきた人たちには、今の非効率が「当たり前」に見えているからです。
こういうこと、ありませんか?
- 「うちはずっとこのやり方でやってきた」で、見直しが止まっている
- 改善の話になると「忙しいのにそんな時間はない」という空気になる
- 何を改善すべきか特定するだけで、会議が終わってしまう
これは意識ではなく、構造の問題です。
内側にいる人間は、外側から見える非効率に気づけません。
「で、何から始めれば?」と聞かれたら、私は「まず外の目を入れてください」と答えています。
社外の人間が業務の流れを見ると、当たり前だと思っていた非効率が驚くほどすぐに見つかります。
業務改善に外部視点を入れた会社が変わった、2つの事例
外部視点による業務改善の効果を、数字で見てみましょう。
アパレルのシップスでは「掃除は営業時間外に行う」という長年のルールを見直しました。
客数の少ない時間帯に分担する方法に変えた結果、残業時間は25%削減。
生まれた時間を接客に回し、売上が5億円増加しています(timers-inc調べ)。
キューサイでは、紙と押印で行っていた契約業務をIT化しました。
月間62.7時間かかっていた作業が15時間に短縮されました(約76%削減)。
2つの事例に共通するのは、「外の目が入って初めて、内側の常識が非効率だったとわかった」という点です。
東京商工リサーチの調査では、中小企業の81.2%が業務改善の必要性を感じながら、実際に取り組めているのは40.6%にとどまります(2023年)。
一方、外部支援を活用した中小企業は48.0%で、大企業の44.2%を上回っています。
人手が足りないからこそ、外の力を借りる選択肢が必要です。
まとめ
業務改善のアイデアが出ないのは、考える余白がない構造の問題です。
社内だけで解決しようとするほど、その構造からは抜け出せません。
外部の目を入れて「当たり前」を疑うところから始めると、変えるべきことは意外と早く見えてきます。
まずは話を聞いてみたい、という方も歓迎です。
オンラインで60分、あなたの会社の状況をお聞かせください。
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