経営課題のヒント

セキュリティ対策、企業は何から始めるべきか

企業のセキュリティ対策について、オフィスでダッシュボードを見ながら議論するチームの様子。情報セキュリティ強化の取り組み。

「セキュリティソフトを入れておけば大丈夫」と思っていませんか?

この記事では、セキュリティ対策で中小企業が最初にやるべきこと、そして「仕組みで守る」という考え方をお伝えします。

企業がまず着手すべきセキュリティ対策

セキュリティ対策で企業がまず着手すべきは、「ソフトの導入」ではなく「メールとファイル管理の仕組みづくり」です。

具体的には以下の3つから始めるのが現実的です。

優先順位対策内容理由
12段階認証の義務化アカウント乗っ取りの99.9%を防げる
2メール送信ルールの設定誤送信・情報漏洩を自動で防止
3ファイル共有範囲の制限外部流出リスクを大幅削減

この3つは、管理者がシステム側で強制設定できます。

つまり「社員の意識」や「教育」に頼らず、仕組みで守ることが可能です。

「ソフトを入れれば安心」が通用しなくなった理由

正直に言うと、セキュリティソフトは必要最低限の防御にすぎません。

現在、企業が狙われる理由は変わってきています。

IPA(情報処理推進機構)の「情報セキュリティ10大脅威2025」では、ランサムウェアが1位、サプライチェーン攻撃が2位、システム脆弱性が3位でした。

特に注目すべきは2位の「サプライチェーン攻撃」です。

相談で多いのが「私たちは狙われない」という認識です。

しかし、中小企業が取引先への侵入口として狙われるケースが急増しています。

大企業は防御が固いため、取引先の中小企業を「踏み台」にして侵入する手口です。

こうなると、ソフトでウイルスを防ぐだけでは不十分です。

メールアカウントの乗っ取り、ファイルの誤共有、こういったミスが致命的になります。

セキュリティ投資とコストの現実

中小企業のセキュリティ投資は年間数十万円から200万円程度が一般的です(IPA「2024年度中小企業における情報セキュリティ対策に関する実態調査」)。

一方で、情報漏洩が起きた場合の被害はその比ではありません。

取引先からの信用失墜、システム復旧費用、場合によっては損害賠償も発生します。

「では、専任のセキュリティ担当者を雇うべきか?」という質問もよくいただきますが、中途採用の平均コストは年間650.6万円です(マイナビ「中途採用状況調査2025年版」)。

人を増やさずセキュリティレベルを上げるなら、仕組みで守る設計が必須です。

たとえば、Google Workspaceの管理コンソールを使えば、2段階認証の強制、共有設定の制限、監査ログの有効化が一括で設定できます。

Microsoftの公表データでは、2段階認証(多要素認証)を設定すればアカウント乗っ取りの99.9%を防げるとされています。

まとめ

セキュリティ対策は「ソフトを入れる」ではなく、「メールとファイルの仕組みを整える」ことから始めるべきです。

特に2段階認証の強制設定は、今日からでも対応できる最優先事項です。

私たちエクスプローラー株式会社では、Google Workspaceの導入支援(25万円)を通じて、管理者が一括で設定できるセキュリティ体制の構築をサポートしています。

まずは話を聞いてみたい、という方も歓迎です。

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