【第5回公募】2025年12月19日〜2026年2月27日(17:00締切) 申請受付開始:2026年2月2日
※最新情報は公式サイトで要確認
中小企業省力化投資補助金(一般型)とは
人手不足に悩む中小企業の省力化投資を後押しするための補助金です。
中小企業等がIoT・ロボット等のデジタル技術を活用したオーダーメイド設備を導入するための経費を支援します。
最大1億円(※特例適用時・従業員101人以上の場合。公式で要確認)という大型補助金で、IT投資にも活用できます。
ただし、「専用設備(オーダーメイド設備)の導入」が前提です。
「汎用パッケージを導入したい」
「ホームページを作りたい」
だけでは対象になりません。
補助率・補助上限の早見表
従業員数によって補助上限が変わります。
| 従業員数 | 補助上限(通常) | 補助上限(特例※) | 補助率 |
|---|---|---|---|
| 5人以下 | 750万円 | 1,000万円 | 1/2(中小企業)、2/3(小規模等) |
| 6~20人 | 1,500万円 | 2,000万円 | 同上 |
| 21~50人 | 3,000万円 | 4,000万円 | 同上 |
| 51~100人 | 5,000万円 | 6,500万円 | 同上 |
| 101人以上 | 8,000万円 | 1億円 | 同上 |
※特例=大幅賃上げ特例。最低賃金引上げ特例(中小企業→2/3へ補助率UP)もあり。
※金額・補助率は公募回により変動の可能性あり。公式サイトで要確認。
この補助金が向く会社・向かない会社
正直に言います。
この補助金は全ての会社に向いているわけではありません。
向いている会社
- 人手不足を解消するため、自社専用のロボットやシステムをオーダーメイドで開発・導入したい
- 複数の汎用設備を組み合わせて、自社専用の省力化ラインを構築したい
- SIer(システムインテグレータ)と連携して、業務プロセスを自動化したい
- 50万円以上の機械装置・システムへの設備投資が確定している
向いていない会社
- ホームページを作りたいだけ(→ 持続化補助金を検討)
- Google WorkspaceやOffice 365などの汎用クラウドを導入したいだけ(→ IT導入補助金を検討)
- 既製パッケージソフトをそのまま導入したい(→ カタログ注文型を検討)
- 「とりあえず補助金が出るから申請したい」
「省力化指数」「投資回収期間」「付加価値額の向上」が審査の核心です。
「なんとなくIT化したい」「補助金が出るから設備を買いたい」だけでは、この補助金は通りません。
対象になる経費・ならない経費
IT投資に関係する主な経費区分は以下の通りです。
| 経費区分 | 対象例 | 備考 |
|---|---|---|
| 機械装置・システム構築費(必須) | ロボット、専用システム開発、IoT機器 | 50万円(税抜)以上が必須 |
| 外注費 | システム設計の一部外注、セキュリティ診断 | 上限=総額の1/2 |
| 専門家経費 | SIerへのコンサル、技術指導 | 1日上限5万円 |
| クラウドサービス利用費 | 専用クラウド利用料(補助期間分のみ) | 汎用クラウドは対象外 |
主な対象外経費
- 開発を必要としないパッケージソフト・汎用ソフトウェアの購入
- 汎用PC、スマートフォン、タブレット端末の購入
- 既存システムのバージョンアップ・改修
- 自社の人件費
- 交付決定前に発生した経費(事前着手は一切認められません)
ポイントは「専用設備(オーダーメイド)」か「汎用製品」かの区別です。
IT投資に使えるか?正直に言う
結論から言います。
「汎用ITツールを導入したい」だけなら、この補助金は向いていません。
なぜか?
この補助金は「カタログ注文型」と「一般型」の2種類があり、一般型はオーダーメイド設備を対象としています。
例えば、「Google Workspaceを全社導入したい」「市販の会計ソフトを買いたい」といった汎用パッケージの導入は、一般型では対象外です。
例外:こういうケースなら使える
以下のようなケースは対象になる可能性があります:
| ケース | 経費区分 | 対象可否 |
|---|---|---|
| 汎用ソフトをそのまま導入 | – | × |
| 汎用設備を複数組み合わせて専用ラインを構築 | 機械装置費 | ○ |
| 自社専用のAIシステムを開発 | システム構築費 | ◎ |
| 業務に合わせたロボットシステムをSIerと開発 | 機械装置費 | ◎ |
「汎用設備でも、自社環境に応じてカスタマイズする場合」はオーダーメイドとみなされます。
汎用ITツールが目的なら別の補助金をおすすめします
- IT導入補助金:パッケージソフト、クラウドサービスが対象。GWS導入に最適。
- 小規模事業者持続化補助金:HP制作に対応(ただし1/4枠あり)。
- 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型):国が認定した省力化製品を簡易に申請可能。
目的に合った補助金を選ぶことが大事です。
私たちのサービスでの活用例
私たちのサービスと、この補助金の相性を正直にお伝えします。
| サービス | 対象可否 | 経費区分 | 正直コメント |
|---|---|---|---|
| HP制作(EC機能付き) | × | – | 対象外。持続化補助金を推奨 |
| HP制作(コーポレート) | × | – | 対象外。持続化補助金を推奨 |
| DX支援(業務アプリ開発) | △~○ | システム構築費 | 自社専用システムなら可能性あり |
| AI導入(独自開発) | ◎ | システム構築費 | オーダーメイドで省力化目的なら最適 |
| Google Workspace導入 | × | – | 対象外。IT導入補助金を推奨 |
「使えない」ものは「使えない」とお伝えします。
HP制作やGWS導入をご検討の場合は、別の補助金が適しています。当社では補助金の種類に関わらず、お客様の課題に最適な選択肢をご提案します。
申請の流れとスケジュール
申請の流れ
- GビズIDの取得(事前に必要。発行に時間がかかる場合あり)
- 事業計画書の作成(省力化指数、投資回収期間、付加価値額の算出が必要)
- 電子申請(Jグランツで提出)
スケジュール(2026年)※要確認
| 回 | 公募期間 | 申請受付開始 |
|---|---|---|
| 第5回 | 2025年12月19日~2026年2月27日(17:00) | 2026年2月2日 |
| 第6回以降 | 未定 | – |
※最新情報は公式サイトをご確認ください。
注意点
- 事前着手は一切認められません(交付決定後に契約・発注)
- カタログ注文型の製品カタログを必ず事前確認してください。カタログに載っている製品は、より簡易な「カタログ注文型」での申請を推奨されています。
- 事業計画書の作成支援を受けた場合、支援者名・報酬額の記載が必須です。
補助金の前に考えるべきこと
最後に、一番大事なことをお伝えします。
補助金ありきで事業を考えると、失敗します。
「この補助金が使えるから〇〇しよう」ではなく、
- 何を解決したいか(人手不足?生産性?)
- その手段として省力化設備が必要か(手段の選定)
- 補助金が使えるか確認(資金源の検討)
この順番が正解です。
よくある相談
「人が足りない。でも採用できない。何とかしたい」
この課題に対して:
| 目的 | おすすめの補助金 |
|---|---|
| 業務を自動化するロボット・専用システムを導入したい | 中小企業省力化投資補助金(一般型) |
| 国が認定した省力化製品を簡単に導入したい | 中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型) |
| ITツールで業務効率化したい | IT導入補助金 |
| ホームページで集客したい | 小規模事業者持続化補助金 |
課題が先、補助金は後。
何から手をつけるか迷ったら、一緒に整理します。
まとめ
- 中小企業省力化投資補助金(一般型)は「オーダーメイド設備」が対象
- 汎用パッケージやHP制作には向かない(→ IT導入補助金や持続化補助金を検討)
- 補助上限は最大1億円(従業員101人以上・特例適用時)
- 省力化指数・投資回収期間・付加価値額の審査がある
- 補助金ありきではなく、課題から考える
IT投資の資金源として補助金を検討されている方、何から始めればいいか迷っている方は、お気軽にご相談ください。
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※本記事は2026年2月時点の公募要領に基づいています。最新情報は中小企業省力化投資補助金公式サイトをご確認ください。